目的しゃがみ動作能力の改善と疼痛緩和
主訴立位荷重位での左膝関節屈曲時痛
既往歴特になし
現病歴2ヶ月前にバレーボールのプレー後、左膝関節に違和感を感じ始め、数時間後に疼痛が出現した。
日常生活で疼痛が増悪したため、整形外科に受診するも異常所見なし。
パッド部位左大腿前面(内側広筋直上−外側広筋近位外側、外側広筋遠位外側−大腿直筋近位内側)
モードインナーモード
時間20分
強度高強度

#1膝蓋靱帯部の圧痛#2膝関節伸展時痛あり(自動運動のみ)#3関節可動域制限なし#4整形外科的検査 Hoffa sign陽性 その他検査陰性#5神経学的異常所見なし#6エコー評価 膝蓋下脂肪体の重積と滑走性低下、膝蓋下脂肪体部の圧痛。

#2より大腿四頭筋の収縮時に疼痛が出現しているものと判断できた。#1、4、6より膝蓋下脂肪体の柔軟性(伸張性と滑走性)低下による機械的ストレスでの疼痛と考えた。
したがって、治療部位としては大腿四頭筋を選択した(膝蓋下脂肪体の柔軟性を改善するために大腿四頭筋の収縮を利用)。